癌や慢性病、難病など、放置では治らない病気になったとき、何を思うでしょうか。

#たまには難病カウンセラーらしい話題をということで、今回のテーマは「病気」。とはいえ「病気」のテーマは幅広く奥深いので、今回は「向き合い方」だけをサラッとお話しします。

痛み、苦しみを伴う病気であれば、考えもなかなか纏まらなくなったりしますし、自分の人生に病気という足枷を負ってしまったという憂鬱な気持ちに苛まれている方もいるでしょう。私も経験者として非常によく分かります。

まずは、鬱々とし、痛い、辛い、苦しい、悲しい、というネガティブな感情と向き合うことから始まります。これらは「感情」です。一時的に感情100%で何も考えられなくなることもあるとは思います。この状態は犬猫と同じで、誰か何とかして、、、と他者をすがることしかできません。つまりこの状態から脱して、少しでも「理性」を働かせることが重要になってきます。

「理性」が働き始めると、

「病院で治らない病気だと云われた」
「長期間維持療法を続けているが、一進一退で快方に向かわない」
「医師の言うとおりにしているのに治るどころか再発・悪化している」

といった現実を自覚し、
「このままではいけない。何か手はないか?」
と考えられるようになります。

しかしここで多くの人は思考停止に陥ってしまいます。
考えても手が思いつかないからです。
私の難病カウンセリングに来られるのはこのような方です。

 

 

カウンセリングの際に私はまずこれを聞きます。

「なぜその病気になったと考えていますか?」

多くの人は口ごもります。
原因不明の病気だから解らない、と医学的見解を答える方もいます。
治療法は考えるのに、原因については深く考えていない人が多いですね。

 

さらに聞きます。

「だれがその病気にしたと考えていますか?」

遺伝的な要因もあるとかないとか…?
では親があなたを病気にしたのでしょうか。

 

さらに聞きます。

「だれがその病気を治せると考えていますか?」

名医でしょうか…。神様でしょうか…。

現代医学で治せないとされる病気は、治せるはずがない??

 

というわけで今回の結論です。

あなたを病気にしたのは、あなた自身です。
その原因を最もよく知っているのは、あなたです。
だから、治せるのもあなたです。

病気への向き合い方として、
他力本願から自己責任へと意識を切り替えること。
これが病気克服のスタートラインであると私は強く確信しています。

あなたがあなたの健康に責任を持ち、自分自身の問題として捉え、バランスを崩した原因を必死に考えなければなりません。考えられる原因を片っ端から潰していけば、必ずいつか辿り着き、自己治癒の力で回復します。どんな病気でもやることは同じです。健康を川の流れに例えると、病気や症状は下流、いわゆる結果です。下流の決壊を発見して修復ところで、その原因が上流のダム決壊だとしたらどうでしょうか。最上流の原因を塞がない限り、いたちごっこですよね。見るべきところは下流でなく上流、症状でなく原因、ということを忘れないでください。

病気というのは、「自分自身(心も身体も)に責任を持ちなさい」というメッセージだと私は考えています。重い病気ほど全意識を集中せざるを得ません。切羽詰まった状況を作り、仕事や勉強もできなくなり、病気に思考を集中できる環境を与えてくれている、とも言い換えることもできます。つまり、病気というのは人生にとって特別で非常に有難いイベントなんです。私は本当にそう思います。

以上、私が難病カウンセリングでやっていることの導入部分を紹介しました。病気というのはご本人の課題ですから、医師であっても私であってもサポートしかできません。本人がいかに気づき、目覚め、変化・行動するかがカギです。私の難病カウンセリングでは、こういう思考誘導を行い、そして具体的に何ができるかを一緒に考え、前に進めるようサポートしております。自力で考えられることが一番ですが、サポートが必要と感じている方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。